夜更かしをやめろ

夜更かしをやめるために日記をつけています。

2024/08/22

暑いけど、「暑い!!!」ではない。外で動きたくない温度ではあるが、動けない温度ではない。少しずつ秋めいたものを感じている。極小サイズの秋。

 

開店早々、読書家の常連さんが来て話す。昨日寝る前に知った、松岡正剛の死についてなど話した。ぼくはかつて大学生のころ、松岡正剛の「編集工学研究所」で少しバイトさせてもらっていたことがある。向こうではもうぼくのことなど覚えてもいなかっただろうが......。

 

話して、考えていたらだんだんといろいろなことを思い出してきた。事務所の光景や、やらせてもらった仕事の内容。あのころの自分の仕事ぶりは、今考えれば有能でもまじめでもなかった。それでも一度、仕事中に肩をぽんと叩いてもらったことがある、ような気がする。9年近く前だ。記憶はそれなりに曖昧だが、その感触だけはなんとか探り当てることができた。

 

経緯は書くと長くなるので割愛するが、1週間に1回ほどのペースで豪徳寺に通っていたあのころは、本当に何も理解していなかった。理解していなかったということすら理解していなくて、ただ自分の感覚と好奇心だけを信じて生きていた。今思えば、向こうとしてはまずもってもう少し高頻度に来てほしかっただろうなと思う。ものを知らない上に作業の遅い大学生に、ほどよいサイズと難易度のタスクを渡すのも大変だ。思い返せばいくらでも恥ずかしくなることができる。

 

そんな自分を雇ってくれたお礼すらもまともにできなかった。どこまでもだらしない自分が嫌だ。ひとたび結ばれた縁も気づかないうちに解けてなくなってしまった。書いていたらどんどん悲しくなってきて、当時のことを知っている友人に思わずFacebookで「会って話したい」とメッセージをさっき送ってしまった。連絡するのは何年ぶりだろう。緊張した……。

 

客はそんなに来ないまま一日が終わり、スーパーで夕食を買って帰った。ワインでも飲もうかと思っていたが、なんだかそんな気分にならず、だらだらしていた。21時すぎごろ、「BlazeRush」をやらないかと誘われたので買ってプレイした。楽しみすぎてしまい、大声を出しまくってしまった。こんなにゲームで騒ぐ30歳がいていいのだろうか。社会的要請に反して、わーわー言いながらゲームを最高に楽しんでいる自分が本当の自分だと感じる部分がないと言えば、嘘になる。こういう瞬間は可能な限りたくさん人生にあってほしい。

 

「バニーガーデン」もなんか勢いで買った。明日以降プレイする予定。これはさすがに酒を飲みながらやると思う。真面目にプレイするなら、確実にそういうことになる。

 

そういうわけで今日は未飲酒。そういえば、昼食代わりに食べたもらったガレット・ブルトンヌは、あまりおいしくなかった。寝ます。おやすみなさい。