夜更かしをやめろ

夜更かしをやめるために日記をつけています。

2024/08/03① 宮古→八戸

ルートイン宮古の朝。6時ごろ起きた。超元気で、市場で朝ごはんを食べるつもりだったのに、朝食バイキングを食べに行った。理由はたった一つで、権利があるのに使わないのはもったいないからだ。

 

朝食バイキングの時間は始まったばっかりだったのに、たくさん客がいた。ミートボールとか卵焼きとかを少しずつ取って、満腹にならないように食べた。全部普通に美味しくて嬉しかった。牛乳とリンゴジュースも飲んだ。美味しかった。

 

市場に行くと、土曜日なので閉まっていた。一般人向けの市場ではないからだ。むべなるかな。

 

そういうわけで行き先を浄土ヶ浜レストハウスとやらに再設定し、そちらへ向かった。この時点では、朝食はホテルのアレで良いとしても、「シートピアなあど」で昼食になんらかの海鮮を食べる気満々だった。

 

浄土ヶ浜は良くて、さっぱ船という船に乗ってみたらもっと良かった。乗船料1500円だったが、個人的には10000円くらいのバリューがあった。シートピアなあどと浄土ヶ浜の間を運行する遊覧船にも乗った。これも良くて、絶対に乗るべきだと断言できる。

 

どちらもガイドが面白かった。さっぱ船のガイド氏は「みなさん朝のこの時間に来て得しましたね。この時間じゃないと見られない景色です」とバリューをしっかり強調してくれたし、遊覧船のガイド氏はアドリブでジョークを交えつつも50分の道のりを退屈させずに乗り切った。

 

遊覧船で「メモして帰りましょう」と言われたことをメモしていたのでここに書く。

三陸」とは、つまり3つの「陸」の総称である。3つの「陸」とは、「陸前」「陸中」そして「陸奥」だ。ぼくは「ムツ」が「陸奥」であると結びついていなかったので、勉強になりました。確かにねえ。

 

シートピアなあどの遊覧船乗り場について、船から降りようとしたら、「今日は船が満員で帰りの船に乗れないかもしれないから、降りないほうがいい」とガイド氏に忠告された。ガイドの忠告には従ったほうがいい。大人しくシートピアなあどでの昼食を諦めた。

 

そのまま浄土ヶ浜に戻り、レストハウスに行った。時間は11時ごろだったのだが、なぜかまだ開店していなかった。またしても昼食が遠のいて、仕方がないので近くにある水産科学館に行くことにした。

 

水産科学館は、まあそれなりに面白かった。一番良かった展示は漁村に伝わる民話のビデオ。「小百合嵐」という民話を元にした映像を観た。ところでいま「小百合嵐 民話」でgoogle検索しても何もそれっぽいものが出てこない。やはり情報は足で稼ぐものか。

 

崎山貝塚縄文の森ミュージアムにも行った。北上山地民俗資料館のチケットがあれば無料で入館できるというサービスがあったので、絶対に行こうと思っていた。展示はかなり立派で、縄文時代後期に至るまでの崎山貝塚集落の発展の様子が丁寧に解説されていた。また、知らない事実もいくつかあって、例えば遺跡からオットセイの骨などが大量に出土しており、縄文人はオットセイを狩猟対象としていたらしいことなど。オ、オットセイを?

「オットセイを狩る縄文人」の模型の展示もあって、かなり愉快だった。

 

縄文の森ミュージアムの近くに、「タンメンの店大久保」という店を見つけたので、寄り道して中華そばを食べた。自家製麺の麺が妥協していない味でシンプルながらこれ以上ない美味しさだった。また行きたい。

 

震災メモリアルパーク中の浜にも行った。元キャンプ場で、津波の遺構をそのまま残していた。展望台への道はだいぶ雑草が生い茂っていて、歩きにくかった。公園内に、津波の写真が何点か展示されていた。宮古市市役所前の歩道橋は、昨日実際に通って「震災当時の浸水区域」という表示を見ていたのでかなり衝撃を受けた。ここにきたときは昼すぎで、暑かった。

 

休憩がてら立ち寄った道の駅たろうで何か食べたい気分になり、ドンコの唐揚げ丼を食べた。衣があまりにもカリカリで面白かった。道の駅の観光インフォメーションでは、花巻東が女子野球の決勝を戦っているのをスタッフが観ていた。続いてたろう観光ホテルに行く。内部の見学もしたかったが、それはさっきのインフォメーションで申し込みして有料で行けるやつらしい。残念だ。

 

岩泉龍泉洞ICを通りかかった時、とつぜん龍泉洞に行きたい気分になったので大人しく龍泉洞へ行くことにした。たぶん16時前後。道中にある道の駅いわいずみに寄ると、岩泉乳業の商品がいっぱい売っていて面食らう。もはや直営店だろというレベル。

 

龍泉洞は面白かったし、寄り道して良かった。こういう直感にはつねに従ったほうがいいと信じている。竜泉新洞科学館の展示がいい具合に古臭くて良かった。

 

竜泉新洞科学館を出てすぐ、女性が運転する白のワンボックスカーが公道上でバックし始め、大きな音を立てて歩道と車道を遮るガードパイプに衝突した。ガードパイプの先には子どもが2人か3人いる家族が歩いていたので、ヒヤリとした。ワンボックスカーは、ぶつかった箇所のバンパーが取れかけた状態になったまま、走り去ってしまった。アルファードヴェルファイアみたいな雰囲気だったが、咄嗟に車種やナンバーを確認することはできなかった。当事者が通報義務を果たそうとしていなかったので、通報したほうが良かったかもしれない。

 

龍泉洞からは、しもへいグリーンロードという道を通って普代村へ向かった。この道は本当に素晴らしい道で、走っていて楽しいだけでなくロードサイドに広がるのどかな田園風景がたまらなく美しかった。絶対にまた走りたい。しもへいグリーンロードに入るまでは少し運転に飽きてきていたが、あまりにもいい道なのですっかり楽しんだ。

 

久慈に17時45分ごろ到着し、道の駅いわて北三陸に立ち寄り休憩した。ウニを買うか悩み、食べるタイミングがないので買わないことにしたりした。

 

そのまま三陸沿岸道路を走り抜け、18時40分ごろ八戸に突入。なんかスマートICで降りるのに失敗したり、日没後の暗い道を走らされたりしながら「十和田ポニー温泉」に到着した。

 

ここから悪夢が始まる。1時を回ってしまったので、続きは明日書くことにする。今日はもう寝る。おやすみなさい。